‐アウトレットとは−
アウトレットとは、正規の直営店で販売するには適さないタイプの違ったモデルや
生産過多による大量在庫などによる余剰品を値引きして売る商品の事を言います。
これらの商品は一般的には、直営店ではなく、各ブランドのアウトレット専門店にて
販売されている事が多いです。
弊社ではそんなアメリカに2店舗直営のアウトレット店
売り切れない商品などがアウトレットマーケット(クローズアウトマーケット)に流れた物を
バックヤード(倉庫)に入り山のようにありる商品の中から良質な物だけを厳選して
ダンボールごと仕入れます。
ただこの事は店長と信頼関係のある人物(企業秘密)が必要です。
ただ買い物に行って大量にレジに持っていくと断られます。
−アウトレットの歴史−
アウトレットは日本のバブル崩壊以後にその手法がアメリカから入ってきました。
、
きっかけと言うのは、製作した商品の一部にキズがあったりして正規商品として
扱うにはブランド品質を揺るがしかねない製品を、捨ててしまってはコストの無駄に
なる為に、自社の工場の片隅などでひっそりと直売したのが始まりと言われます。
それが現在では有名ブランドもシーズンを過ぎてしまった物や品質に少し問題が
ある物、生産過多による過剰在庫品、規格外商品などを、その状況によって
2割引き〜8割引等で売る売る事が多くなっています。
アウトレットの安さの秘密は過剰在庫の処分や、規格外品という事での安さと共に、
直営店や通常の卸し問屋を介さない流通ルートを短くした部分に安さの元がある様です。
特にアパレル業界と言う物は流通ルートが多く、中間マージンがかかります。
例えて言うならば百貨店の衣料品の場合は、既存のルートと言うのは、
服地メーカーからアパレルメーカーへ、そして下請け縫製工場から問屋→
小売店へという流れで製品が庶民の手を渡る仕組となっています。
もともと百貨店と言うのは、商品を買い取る訳でなく、取引先の商品を
一定期間売場で預かって売れ残った商品を取引先に返品するという
委託販売の形で仕入れる事が主流でした。
そのため、メーカー側は返品される事を見越した分の高めの価格設定となりますし
消費者は流通の上での無駄なコストが反映された価格の商品を買うことになります。
このようなシステムの背景には、品揃え第一の百貨店としての品揃えを保つ為の、
必ずしも売れ筋で無い商品を抱えねばならない事へのリスクヘッジだった様です。
それでも百貨店側としても在庫処分に対して何も方策をしなかった訳ではなく
催事イベントやセール等で少しでも在庫を処分する努力はしたみたいです。
しかしながら当然の事ですが、この様な方法だけでは元々売れ筋で無い商品を
さばききる事は不可能で在庫をなくす事には繋がりませんでした。
このような余分なコストを排出する為に、都会の店舗等では現在も新品を揃え、
形態を変える事無くそのシステムを保ち続け、一方郊外では上記の流通を無視した
コスト削減による低価格のアウトレット店が立ち並ぶようになったのです。
|